心揺さぶるおすすめ恋愛ドラマ8選|サブカル感がたまらない、大人の感性に刺さる作品たち

なまぬるい心地よさ、ざらざらした質感、世界観に包まれる・・・
なんだか心に残ってしまうドラマってありませんか?

心にじんわり染み込む映像美。どこか影のある登場人物。BGMや衣装、小道具まで含めて「世界観」にどっぷり浸れる作品ばかり。男女のすれ違いや矛盾、理想と現実のギャップを繊細に描いた名作たちは、“大人のモラトリアム”をくすぐるような甘さと苦さを内包しています。

今回は、心揺さぶる“サブカル味”ある恋愛ドラマ8本を、筆者が感情と記憶で選び抜いてご紹介します。
懐かしい名作から隠れた傑作まで、一癖ある恋愛ドラマの奥深さを再発見してみてください。

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それでは、ランキングにいきましょう!

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1. 恋のツキ(2018)

「恋のツキ」は、大人のモラトリアムを盛り上げる作品。
色彩や映像がとても美しく、湿度と風を感じさせる。BGMや、主人公のファッション、ガチャポン、名画座といった各要素が、世界観を作っていて、どっぷり浸りたくなるような心地よい没入感がある。

徳永えりさん演じるワコの、ズボラで優柔不断、甘えたいアラサー像がリアル。
また、のちに“国宝級イケメン”と呼ばれる神尾楓珠さんが主演級で出演してる。

当時ちょうど主人公とほぼ同い年だった自分を重ねてしまった。「アラサーのエーテル」とも呼べる作品。
サブカル味あるふんわりざらざらした空気感が好きな方、設定に抵抗がない方には、ぜひおすすめしたい。

2. 東京ラブストーリー(2020リメイク)

「東京ラブストーリー」2020年版は、伊藤健太郎さんのピュアさと、石橋静香さんの強さが光えう。
恋の始まりのワクワク感から、幸せいっぱいの盛り上がり。そしてそれが過ぎていく切なさ。
定番の流れともいえるが、その過程をしっかり味わわせてくれます。恋愛ドラマの真髄かもしれない。

特に気に入っていたのが、エンディングで映し出される東京タワーや夜景の美しさ。エンディング曲、Vaundy「灯火」のイントロと相まって、心にグッと染みる。
物語の余韻を残しながら、それらを夜空に昇華させるような気持ちよさがあるので、ぜひ合わせて楽しんでほしい。

3. モテキ(2010)

「モテキ」は、サブカル系恋愛ドラマの金字塔ともいえる作品。
冴えないアラサー男性が突如訪れたモテ期に翻弄される姿が、生々しくもユーモラスで笑える。
映像に組み込まれるテロップ演出、熱烈なモノローグなど、前衛的でカッコよく、等身大でかっこ悪くもある、傑作。

最大の特徴は、物語と盛大にシンクロする挿入歌。Perfumeや岡村靖幸・JUDY AND MARYといった厳選されたJ-POPが、一大要素として世界観を華やかに際立たせている。
森山未來さん、満島ひかりさんといったキャストのインパクトも鮮やか。ドラマはもちろん、映画版もどちらも面白いのでぜひ見てほしい。

4. ロマンス暴風域(2022)

「ロマンス暴風域」は、世界観がずるい作品。
まずOPのカッコよさが決め手だ。和ぬかさんの「ラブの逃走」と映像とテロップの合わせ技にハマってしまった。毎回ちょっとずつ変えてくるところも憎い。

主人公を演じる渡辺大地さんの中途半端さがよく、工藤美桜さんの所在なさもいい。
この作品で認知したのが、小野花梨さん。愛されることを知らない、壊れそうな女性役がハマっていて、とても印象的だった。
小野さんはこの後、知的障害のある女性の恋愛を描いたドラマ「初恋、ざらり」で主演を務めている。

5. 毒島ゆり子のせきらら日記(2016)

「毒島ゆり子のせきらら日記」は、男性関係にだらしない女性の気ままな日常を描いた作品。前田敦子さんが主演で、奔放で直情的な役柄がはまっていた。

そしてここでもいい味を出していたのが、渡辺大知さん。
渡辺さんがギターを弾きながら主人公に歌を歌ってあげるシーンが印象的で、このドラマのハイライトといっても過言ではないかもしれない。
当時彼のことを知らず、妙に歌が上手いな〜と思ったら、プロの歌手の方でした。(バンド「黒猫チェルシー」のボーカル)

渡辺大知さんは1番目にあげた「恋のツキ」でも主人公の彼氏を演じていて、実はサブカル系恋愛ドラマを支えているかも。
ちなみに、綿矢りささん原作で松岡茉優さん主演の映画「勝手にふるえてろ」でも、渡辺さんは良い役どころでキャスティングされている。

6. シックスティーン症候群(2020)

「シックスティーン症候群」。こちらも、世界観で魅せる系の青春恋愛ドラマ。
共通しているのは、OPのカッコよさだ。赤い公園の「ジャンキー」と映像とテロップの合わせ技にハマる。フェンスを掴む竹内愛紗さんがいい。

デリケートな問題や繊細さを抱えながら、強さと優しさを合わせ持つ登場人物たちがみずみずしかった。竹内愛紗さんの荒削りさ、板垣瑞生さんの頼もしさ、武田玲奈さんの透明感も良かった。

7. ぼくは麻理のなか(2017)

「ぼくは麻理のなか」は、池田エライザさんの妖艶さと美しさを楽しむ作品。
憧れの彼女の日常を覗き見る、男性の願望をかなえるような内容になっている。

物語は、“冴えない大学生が目を覚ますと、憧れの彼女の中に入っていた”という大胆な設定。主人公を演じたのは吉沢亮さんで、キャスティングの強さも光る。
抒情的で不思議な空気感があり、サブカル的な魅力を醸し出している。

8. 彼女と彼氏の明るい未来(2017)

「彼女と彼氏の明るい未来」は、最愛の彼女の“過去”を勘繰ってしまう男性の愚かさと、それに傷つく女性の悲しさが見える作品。
彼女には“清廉でいてほしい”と無意識に願ってしまう主人公と、過去をもった“ただの人間”として存在している現実の彼女。
現実世界での”あるある”を丁寧に描いているともいえる。

彼女役の関水渚さんの美しさを楽しむ作品でもある。というくらい、関水さんが美しい。

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